ことば遣い
こんにちは。ヒルブックスタッフです。
私は今、ヒルブックのスタッフとして活動する以外に公立の小学校で子どもたちに勉強を教える活動もしています。この活動を通して感じたことをお伝えできればと思います。
ある時2年生の男子児童が私たち教師に「おい。かけ算教えろ。」と言ってきたことがあります。もちろんその場にいた教師たちはその児童に注意しました。そして、きちんと言い直しさせました。別の2年生の児童も担任教師を呼び捨てにして「〇〇(教師の名前)に直させられた。」と言ってきたこともあります。
私が小学校のころにそのような言葉遣いをする児童はまずいませんでした。学校の先生にきちんとした言葉を子どもなりに使っていました。なぜ、今の子どもたちは言葉が乱暴になったのでしょうか?
子どもたちは回りに影響されます。周囲の大人が乱暴な言葉を使えばそれが良くないということが理解できないで乱暴な言葉を使ってしまうのではないでしょうか?周囲の大人特に親の影響を受けます。担任教師を呼び捨てにした児童の親は恐らく家で担任教師を呼び捨てにしていたのではないでしょうか?
では、なぜ親は呼び捨てにするのでしょうか?一言で敬意の欠如にあると思います。2年生の保護者ですから大体年齢は30前後です。若い新卒の先生は24歳か25歳くらい場合もあります。保護者の方が年上で先輩になります。無意識のうちに先輩意識が働いたのかもしれません。
人生経験としては先輩であったとしても教育に関しては新卒の先生であっても学校の先生の方が先輩です。私も学生のころ教育に関する単位をいろいろ取得していますが、いろいろな勉強をしなくてはなりません。また、教育実習や研修会も充実しています。教育の知識の点では学校の先生方の方がはるかに多くのことを勉強されています。その思いがあれば学校教師に対する敬意を持つことができるのではないでしょうか?
さて、これは学校教師に限らず弊社ヒルブックでも同様です。
他社様の研修課程は分かりませんが、ヒルブックでは学生講師を採用しないようにしています。未来のある大切な子どもたちに責任を持って学習面で指導できるようにするためです。そして、スタッフ同士で研修したり教育に関して話し合ったりしています。
※時折学生さんから講師希望のお問い合わせを頂くことがあります。事務員として学生を採用して卒業後すぐに講師として再採用できるようにするために研修の一環としてベテラン講師がついて指導に当たらせることはあります。