家庭教師の選び方―「先生」ではなく「教師」を選ぶ。
こんにちは。
今日は、家庭教師の選び方のヒントをお伝えします。
弊社はよく、最初の面談にて、
以前も家庭教師を付けていたご家庭に出会います。
以前の家庭教師を解約なさった理由はたくさんあります。
例えば、以下のような実際例があります。
「先生が子供とおしゃべりしかしていなかった」
「先生が勉強の内容を理解していなかった」
「先生は子供に漢字を書き写させていただけだった」
このような事例は、確かに教える側にも落ち度があります。
そうはいいつつも、実は依頼する側にも改善点があります。
その改善点とは、人の選び方です。
そもそも、「先生」とは何でしょうか?
文字通り、"先"に"生"きる人です。
先に生きる人ですから、後に生きる人より"経験"は持っています。
もちろん、先生の中には経験だけでなく技術も長けた人はおられます。
とはいえ、「先生」とは主に経験に視点が置かれた言葉です。
他方で、「教師」とは何でしょうか?
文字通り、"教"える"師"です。
教える師ですから、弟子に教える"技術"を持っています。
もちろん、教師の中には技術だけでなく経験も長けた人はおられます。
とはいえ、「教師」とは主に技術に視点が置かれた言葉です。
例えで考えてみましょう。
あなたが、ある山に登りたいと思っています。
すると、2人のガイドがやって来て、1人目はこう言いました。
「私はこの山に登ったことがあります。だから大丈夫です。」
次に、2人目はこう言いました。
「私はこの山の登り方を知っています。だから大丈夫です。」
どちらの方が、より信頼出来るでしょうか?
どちらかと言えば、2人目の方です。
1人目は、経験はあれど、たまたま登れただけかもしれません。
一方、2人目はたまたまではなく、確実な登り方を知っています。
大事なのは、どれだけ教えたかではなく、どう教えるかです。
当然、家庭教師選びは迷いやすいものです。
例えば、指導経験が10年の方と、指導経験が1年の方がいたら、
自然と前者に依頼したくなるでしょう。
しかし、親が重視すべきは「年数」ではなく、「教え方」です。
つまり、家庭"先生"ではなく家庭"教師"を選ぶのです。
そのためには、体験指導等で、子供への教え方に注目しましょう。
個人的には、実際に教えているところを"監視"することをオススメします。
「子供に教えているところを見せてください」と頼むことが出来ます。
それで戸惑ったり、後ろめたい顔をする"自称家庭教師"は、教師ではありません。
"この人は、子供の先を歩いているだけなのか?"
それとも、
"この人は、子供の手を引いてくれているのか?"
ぜひ、ご家庭に養って頂きたい見方です。
弊社はもちろん、先生ではなく"教師"をご用意しています。
貴方の目で、先生か教師かをじっくり見極めて下さいませ。
それでは、失礼いたします。